#067 東京練馬野菜ぎょうざ王国・国王
内田 克美さん
公開:2012.05.01
![](./img/067/hito067_top.jpg)
ぎょうざの国王が誕生!
“B-1グランプリ”を目指して
「春の練馬野菜ぎょうざ食べ歩きキャンペーン」が、5月28日~7月31日に実施されます! 2010年秋から、街おこしの一環として始まり、今回は3回目。区内飲食店の協力によりオリジナルの練馬野菜ぎょうざが楽しめる、おいしい企画です。
餃子で街おこしとは…!? そう、B級ご当地グルメの祭典「B-1」出場を目論み、この度「東京練馬野菜ぎょうざ王国」が誕生したのです! 就任ほやほやの国王、内田克美さんに話を伺いました。
「練馬野菜餃子の始まりは、都内で生産量ナンバーワンを誇る練馬産キャベツで、何かできないかということでした」
2007年頃から、観光協会の観光資源開発委員会とJA東京あおばで共同開発した練馬野菜餃子(冷凍)は、試食を何度も繰り返し、完成しました。今や「ねりコレ」にも認定され、ご家庭でも定番の味に!
「それだけにとどまらず、餃子で街を活性化しよう!と気運が高まり、B-1グランプリ優勝の夢を抱いて、食べ歩きキャンペーンへと発展していったんです」
なるほど。内田国王は開発から餃子に関わり、アツい年月を過ごされてきたようです。
「B-1には、昔からの名産で勝負するパターンと、新たに名産を開発するパターンと、2種類あるんです。練馬野菜ぎょうざは後者ですね。B-1出場には、区民に浸透していることが前提条件。もっと広めるべく、今年の春は食べ歩きキャンペーン参加店20店舗を目指そうと燃えています! 最初の目標は、リーグ登録ですね」
B-1に、もし登録されれば、東京では初だとか。
今後、餃子を模した王冠をかぶって、PRに励むこととなるようですが。
「体格は王様っぽいですからね(笑)。私は高校時代のバレー部で、“バカになれる強さ”を学んだんです。先輩から『電車の網棚に乗れ』『そんきょして巨人の星の歌を歌え』とか、無理難題を命じられて。でもやっていくうちに、慣れちゃったんです。いじめと思えばいじめですけど、それはとらえ方次第。私は、バカになれる強さを教えてもらって、人前で表現することの恥ずかしさを克服する力を得ることができて良かったなと(笑)」
キャベツ畑には、建物に
換算できない価値がある
基本ポジティブ思考の内田さんは、貫井で生まれ育ちました。今も自宅の裏には、昔ながらのキャベツ畑が広がっています。
「本業が建築屋なので、つい、全国でも地価の高い土地に、畑を残すことの意味を考えてしまいます。結論は、『建物に換算できない価値がある』ということ。この畑も将来どうなっていくのか、楽しみに見守っていきたい」
取材場所は練馬区役所20Fの展望レストランでしたが、眼下に広がる家並みを見て、「これだけの数の“仕事”があると思うと、ワクワクする(笑)」と、屈託なく笑う内田さん。考え方一つ一つに、仕事への自負が光ります。
「今は父の工務店で働いていますが、新卒で大手建築会社に就職しました。新人の頃は顧客獲得に必死で、築20~30年のリストをもとに、汗だくになってひたすら飛び込み営業。初めての契約は、大手同士の競合でした。見積りは他社のほうが安かったのですが、お客様が、『まかせても大丈夫だと思えたのはあなただけ、最初から信じていた』と、おっしゃってくれたんです。責任感、未来を自分で想像できる楽しさ…仕事を通して、様々な経験をしました」
「何のために生まれてきたかの根本を考えるのですが…自らのパワーと存在で、相対する人の笑顔が見られることが僕の幸せなんです。自分の力を日々、できる以上に発散することが、生きる者の使命だと思っています。練馬野菜ぎょうざも、練馬区の街おこしになるんだと思うから、がんばれるんですよ」
どこまでも熱く、パワフルな内田さん。練馬野菜ぎょうざの今後についても、「考え方一つ、アイディア一つでいかようにもビジネスチャンスになる。まだまだチャレンジしていかないと!」と意欲満々。国王のパワーに、期待しています!
(2012年5月1日更新)
“B-1グランプリ”を目指して
「春の練馬野菜ぎょうざ食べ歩きキャンペーン」が、5月28日~7月31日に実施されます! 2010年秋から、街おこしの一環として始まり、今回は3回目。区内飲食店の協力によりオリジナルの練馬野菜ぎょうざが楽しめる、おいしい企画です。
餃子で街おこしとは…!? そう、B級ご当地グルメの祭典「B-1」出場を目論み、この度「東京練馬野菜ぎょうざ王国」が誕生したのです! 就任ほやほやの国王、内田克美さんに話を伺いました。
「練馬野菜餃子の始まりは、都内で生産量ナンバーワンを誇る練馬産キャベツで、何かできないかということでした」
2007年頃から、観光協会の観光資源開発委員会とJA東京あおばで共同開発した練馬野菜餃子(冷凍)は、試食を何度も繰り返し、完成しました。今や「ねりコレ」にも認定され、ご家庭でも定番の味に!
「それだけにとどまらず、餃子で街を活性化しよう!と気運が高まり、B-1グランプリ優勝の夢を抱いて、食べ歩きキャンペーンへと発展していったんです」
なるほど。内田国王は開発から餃子に関わり、アツい年月を過ごされてきたようです。
「B-1には、昔からの名産で勝負するパターンと、新たに名産を開発するパターンと、2種類あるんです。練馬野菜ぎょうざは後者ですね。B-1出場には、区民に浸透していることが前提条件。もっと広めるべく、今年の春は食べ歩きキャンペーン参加店20店舗を目指そうと燃えています! 最初の目標は、リーグ登録ですね」
B-1に、もし登録されれば、東京では初だとか。
今後、餃子を模した王冠をかぶって、PRに励むこととなるようですが。
「体格は王様っぽいですからね(笑)。私は高校時代のバレー部で、“バカになれる強さ”を学んだんです。先輩から『電車の網棚に乗れ』『そんきょして巨人の星の歌を歌え』とか、無理難題を命じられて。でもやっていくうちに、慣れちゃったんです。いじめと思えばいじめですけど、それはとらえ方次第。私は、バカになれる強さを教えてもらって、人前で表現することの恥ずかしさを克服する力を得ることができて良かったなと(笑)」
キャベツ畑には、建物に
換算できない価値がある
基本ポジティブ思考の内田さんは、貫井で生まれ育ちました。今も自宅の裏には、昔ながらのキャベツ畑が広がっています。
「本業が建築屋なので、つい、全国でも地価の高い土地に、畑を残すことの意味を考えてしまいます。結論は、『建物に換算できない価値がある』ということ。この畑も将来どうなっていくのか、楽しみに見守っていきたい」
取材場所は練馬区役所20Fの展望レストランでしたが、眼下に広がる家並みを見て、「これだけの数の“仕事”があると思うと、ワクワクする(笑)」と、屈託なく笑う内田さん。考え方一つ一つに、仕事への自負が光ります。
「今は父の工務店で働いていますが、新卒で大手建築会社に就職しました。新人の頃は顧客獲得に必死で、築20~30年のリストをもとに、汗だくになってひたすら飛び込み営業。初めての契約は、大手同士の競合でした。見積りは他社のほうが安かったのですが、お客様が、『まかせても大丈夫だと思えたのはあなただけ、最初から信じていた』と、おっしゃってくれたんです。責任感、未来を自分で想像できる楽しさ…仕事を通して、様々な経験をしました」
「何のために生まれてきたかの根本を考えるのですが…自らのパワーと存在で、相対する人の笑顔が見られることが僕の幸せなんです。自分の力を日々、できる以上に発散することが、生きる者の使命だと思っています。練馬野菜ぎょうざも、練馬区の街おこしになるんだと思うから、がんばれるんですよ」
どこまでも熱く、パワフルな内田さん。練馬野菜ぎょうざの今後についても、「考え方一つ、アイディア一つでいかようにもビジネスチャンスになる。まだまだチャレンジしていかないと!」と意欲満々。国王のパワーに、期待しています!
(2012年5月1日更新)
![](./img/067/hito067_01.jpg)
ロゴマークは2011年に誕生
![](./img/067/hito067_02.jpg)
2011秋の食べ歩きマップ。
今年の春も、プレゼントが当たる
キャンペーンつき!
![](./img/067/hito067_03.jpg)
寒川高校のトイレが、
こんなに明るく大変身!
その効果で、偏差値もUPしたとか!?
(写真提供:ニッカー絵具)
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JAあおばや練馬区観光案内所で
販売中の練馬野菜餃子(冷凍)
「開発ストーリー」はこちら
![](./img/067/hito067_05.jpg)
2010年10月に開催された
餃子自慢大会の様子
![](./img/067/hito067_06.jpg)
子どもの頃から見慣れた
キャベツ畑の風景。
「春と秋では味も違うんですよ」
と、内田さん
![](./img/067/hito067_07.jpg)
2008年農業祭で初の試食販売。
雨にもかかわらず大人気でした
![](./img/067/hito067_08.jpg)
餃子試食会の模様(2008年1月)
![](./img/067/hito067_09.jpg)
餃子試食会の模様(2007年11月)
![ねりま人067 内田 克美さん](./img/067/hito067_plo.jpg)
春の「練馬野菜ぎょうざ」食べ歩きキャンペーン